top of page

沖縄県 Aさん(31)

 

7日間、内観させていただき、誠にありがとうございました。

 

内観する前までは、自分は特別な人間であると思っていました。

また、幼少期には母には厳しくしつけられ、父には何も与えられてなかったとも思っていました。

 

しかし、内観をしていく内に、全く違う自分が観え、母や父、兄、そして祖母からしていただいた事がこんなにも多くあったんだと気付かされました。

 

それとは逆に、自分がして返した事はほとんどなく、ご迷惑をかけた事が大変多くあり、申し訳なかったという思いが込み上げてきました。

 

自分を調べ、事実を見つめる事で、母や父に抱いていた想いが変わりました。

 

自分を正当化するために、母や父のせいにしていた自分に気付き、事実を見つめる事で自分がどういった人間であるかという事を分からせていただきました。

 

そんな自分に対しても、温かく見守ってくれた家族には有難い感謝の気持ちがいっぱいです。

 

また、自分の嘘と盗みについて調べさせていただきましたが、自分が罪深い人間だという事が遅いながらも自覚させていただきました。

 

今まで、自分を正当化して酒や父のせいにしていましたが、そうではなく、自分が人として有るまじき悪い心、欲の塊、卑しい心を持つ人間だということを痛感いたしました。

 

最後の面接で、先生より内観に来たのも亡くなった父のお導きかもしれないと言って頂きましたが、本当にそのように思えます。

 

父がいてくれたからこそ、こうして自分の事を知ることが出来たと思います。

 

天国で見守ってくれている父に感謝し、父の期待に添えるためにも、自分が幸せに生きる努力をしていきたいと思います。母や兄に対しても、お世話になった分のお返しも含めてお手伝いさせていただきたいと思います。

 

また、自分が誤った生き方をしないように、これからも内観を続けて、常に自分というものを正していきたいと思います。

 

色々とお世話になりました。ありがとうございました。

bottom of page